県諏訪地域振興局が作った諏訪地方のサイクリングマップが好評だ。昨年11月末に2千部が完成し、現在までに約1800部を配布。予想以上の人気に、さらに2千部を増刷する予定だ。同振興局商工観光課は「自転車ブームの後押しを受けている。平地から山間地まで多様な地形が楽しめる諏訪の魅力を広めたい」としている。
A2判のカラー印刷で八折りにして持ち運べる。諏訪大社の四つのお宮など比較的平地を巡るルートや、入笠山周辺の起伏に富んだルートなど全6ルート(24キロ〜63キロ)を初級から上級に分けて紹介。絶景が見られる場所や、電動アシスト機能が付いたスポーツタイプの自転車「e(イー)バイク」に乗った場合の所要時間も載せた。
サイクリングを目的に諏訪地方を訪れ、同地方に興味を持ってもらおうと作った。諏訪地方の観光案内所や県諏訪合同庁舎、自転車のイベントなどで無料配布している。県のホームページで電子版を近く公開する予定だ。