操舵手としてデビューする中村さん

操舵手としてデビューする中村さん

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松川遊覧船に初の女性操舵手 和服着てガイド兼務

北日本新聞(2020年1月23日)

 富山市中心部で運航する松川遊覧船に4月下旬にも、初の女性操舵(そうだ)手がデビューする。運営する富山観光遊覧船(同市丸の内)の企画マネジャー、中村志保さんが着物を着てかじを取る。乗客にも着物を着てもらう華やかなクルージング企画などを検討中で、中村さんは「女性ならではの発想で松川の新しい楽しみ方を提案したい」と意気込む。

 中村さんは、県のとやま観光未来創造塾でインバウンド専攻を修了し、通訳と観光ガイドの双方を担う地域通訳案内士の資格を持つ。富山観光遊覧船では外国人客向けの英語アナウンスや、朝食やランチを楽しむクルーズなどを企画してきた。自ら操船することで可能性を広げようと、昨年11月に船舶免許を取得。特定旅客講習も受け、旅客操船ができるようになった。

 遊覧船では片道約1・2キロのコースを約30分かけて運航し、船長や操舵手が富山城や松川に架かる橋の歴史などを紹介する。中村さんは、風景に合った優雅な雰囲気を出そうと、着物を身に着ける。近年増加する外国人客に自分の言葉で松川の良さを伝えたいという。

 川幅の狭い松川で安全に運航できるよう、今春から練習する。通常の運航にとどまらず、乗客全員が着物で乗船するクルーズ、和菓子を味わうクルーズなど、桜のシーズン以外にも松川を楽しめる企画を考えている。中村さんは「まちなかをクルーズできる魅力を、観光客はもちろん、地元の方にも改めて知ってもらいたい」と話した。

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