毎月26日は風呂の日―。下諏訪町の下諏訪温泉旅館組合と下諏訪財産区、下諏訪商工会議所は22日、今月から毎月26日を「26(ふろ)の日」と称し、諏訪大社下社秋宮近くで飲食物販売などの催しを開くと発表した。秋宮を訪れる大勢の観光客に町内の入浴施設の利用を促し、地域を活性化させる狙いだ。
会場は、同財産区が管理する入浴施設「遊泉ハウス児(こ)湯(ゆ)」前と同商議所が秋宮前に設ける観光案内所の2カ所。初回の今月26日は午前10時〜午後3時に開き、町内外の5個人・団体が野菜や布製の小物などを売る。同組合は、下諏訪温泉の湯を入れて「化粧水」として利用できる専用の小瓶を販売する。
会場には、町文化財「万治の石仏」が温泉に漬かっている絵を印刷した旗を掲げてPRする。町地域おこし協力隊員の唐戸友里さん(35)がデザインした。同組合などは今後、会場数を増やすことや、キッチンカーで飲食物を販売することを検討する。
催しは平日・休日を問わず開いていく。同組合の武居智子副組合長は「地域の人と観光客のコミュニケーションを深め、下諏訪温泉の知名度向上につなげたい」と話した。