高岡市のウイング・ウイング高岡で2月9日、県内16の酒蔵の新酒を飲み比べできるイベントが開かれる。地元の酒販店の若手経営者らが企画し、電車で来場した人には特典を用意する。日本酒と公共交通のコラボレーションで、高岡のまちなかの活性化に一役買う。
高岡大和の閉店を控えた昨年8月に、御旅屋セリオ前で開催したイベント「TOYAMA SAKE日和」の第2弾。千人近くの人が集まり、大盛況だった前回の成果を踏まえ、新酒のシーズンに再び企画した。
各酒蔵の新酒約25銘柄を取りそろえ、自由に試飲できるようにする。コンテスト受賞酒、限定酒を1杯300~500円で販売するプレミアム酒コーナーや、熱かんコーナーも設ける。
今回は公共交通機関と連携し、万葉線で訪れた人には帰りの分の無料乗車券、JR氷見線を利用した来場者にはプレミアム酒1杯をプレゼントする。
なかやす酒販、富岡屋、山田酒店(高岡市)、とらねこ屋(氷見市)の四つの酒販店で実行委員会をつくる。発起人であるなかやす酒販の中山士門社長(41)は「中心市街地を盛り上げたい」と意気込む。
イベントは午後2時~5時で、チケットは前売り2700円、当日3200円。前売り券は実行委の各店で販売する。問い合わせはなかやす酒販、電話0766(25)9000。