分館をオープンさせる東京・浅草のビルの前に立つ酒井館長

分館をオープンさせる東京・浅草のビルの前に立つ酒井館長

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松本・日本浮世絵博物館 4月浅草に分館、内装は隈さん

信濃毎日新聞(2020年1月30日)

 日本浮世絵博物館(松本市島立)は4月初旬、初の分館「日本浮世絵博物館東京」を東京・浅草にオープンさせる。7月に東京五輪を控え、訪日客らの増加が見込まれる中、多くの人に浮世絵の文化に触れてもらい、本館への集客にもつなげる考えだ。

 浅草公会堂が立つ通り沿いの10階建てビル1〜3階に開館。浅草寺から歩いて5分ほどで、一帯は多くの観光客でにぎわう。

 内装を手掛けるのは、国立競技場の設計に携わった建築家、隈研吾さんで「(分館ならではの)シンボリックなデザイン」(同館)になるという。延べ床面積は約270平方メートル。本館で収蔵する歌川広重らの作品約10万点の中から100点ほどを展示し、2カ月で入れ替える計画だ。浮世絵をモチーフにしたTシャツや手拭いなど特製グッズを売るコーナーも設ける。

 桜を見に多くの外国人観光客が訪れることが予想される春に間に合うよう準備を進める。初回は葛飾北斎に焦点を当て、代表作「富嶽三十六景」シリーズ全46作品などを展示予定。酒井浩志館長(32)=東京=は「風情ある浅草で本物の作品を間近で見られる場所にしたい」と意気込む。

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