高岡市古城の射水神社は、3日に開く今年の節分祭から、鬼だけでなく、お多福も登場する演出を儀式に加える。令和への改元を機に伝統行事に親しんでもらい、多くの人に福を届ける。
宮司が弓を鳴らして邪気を払う「鳴弦(めいげん)の儀」と、鬼に向かって豆を投げる「鬼追いの儀」が執り行われるのが恒例。今回初めて、お多福も現れ「福は内」と声高らかに豆をまく。
お多福は同神社の祭神、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の神話に登場するアメノウズメノミコトを指し、芸能や縁結びの神とされる。豆まきでは、新たに「福引」として当たりくじの入った小袋を用意し、当たった人に恵方巻きやお神酒を贈る。節分祭は午後3時から。