空き家で放置されていた家財道具の再生品を集めた「三条オーパーツ」=新潟県三条市

空き家で放置されていた家財道具の再生品を集めた「三条オーパーツ」=新潟県三条市

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空き家の道具 お宝に変身! 三条・旧浪漫亭で展示会

新潟日報(2020年2月3日)

 空き家で放置されていた家財道具の再生品を集めた展示会が、新潟県三条市の一ノ木戸商店街にある旧浪漫亭(林町1)で開かれている。クマの木彫りを仕立て直したボトルホルダーなどユニークな一品がそろった。

 空き家対策に取り組んでいる三条商工会議所青年部が「三条オーパーツ」と題して企画した。不要になった家財道具を市内の空き家所有者から譲り受け、金属加工、木工など青年部会員の8業者が手を加えた。

 会場入り口のガラス越しに10点を並べた。クマの木彫りは、ワインボトルなどが挟み込めるよう口の部分を加工し、色を塗り替えた。鋳物の鉄瓶を活用したたき火台は、側面に空気穴を開け五徳を添えた。姿見鏡は、爪切りの製造過程で出る廃材を枠に取り付けてデザインを一新させた。

 柄を付け替え、刃を研ぎ直した包丁やくわもある。

 同商議所青年部空き家対策委員会の斉藤巧委員長(43)は「家財道具の処分が負担になって空き家の賃貸や売却をためらっている家主も多い。再生して付加価値を付ければ空き家自体の有効活用にもつながる」と話した。

 9日まで。展示品は3千~12万円で販売する。問い合わせは同商議所青年部、0256(32)1311。

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