長野市の善光寺境内で5日夜、同寺や中央通りで6〜11日に開く「第17回長野灯明まつり」(実行委員会主催)の試験点灯があった。戦後75年の今年のテーマは「平和への灯(あか)り」。昨年10月の台風19号災害からの復興も願う。雪が舞う中、国宝の本堂を金色に浮かび上がらせた。
演出は、照明デザイナー石井幹子さん(81)が担当。東京五輪・パラリンピックもイメージし、金色のほか5色の照明が本堂を照らす。
まつりは午後6〜9時(11日は8時まで)。6日の午後6〜9時には、善光寺山門(三門)で「オープニング特別ライトアップ」がある。長野駅前の飲食店や市内の商店などによる復興イベントも予定。関連イベントとして7〜11日の夜には、石井さんの監修で上田市別所温泉の北向観音もライトアップする。