千枚田で稲刈りに汗を流す人々=2016年9月、輪島市の白米千枚田

千枚田で稲刈りに汗を流す人々=2016年9月、輪島市の白米千枚田

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千枚田オーナー 応募続々 定員200組 残りわずか

北國新聞(2020年2月7日)

 輪島市の国名勝「白米千枚田」のオーナー制度で、新年度の会員の応募が相次ぎ、6日時点で175組に上り、過去最多となった今年度の同期を上回る勢いで推移している。定員200組まで残りわずかとなり、事務局の市は日本の原風景とも言える棚田の美しい景観を守ろうという機運の盛り上がりに手応えを感じながら、初めての定員達成に向けて、さらなる応募を呼び掛けている。
 オーナー制度は、会員が「オーナー」として会費を支払い、「マイ田んぼ」として4月の田起こしから9月の稲刈りまでの農作業を体験し、一定の収穫米を受け取る。
 1月20日に会員の募集を始めたところ、全国各地からオーナー会員(年会費2万円)の応募が相次ぎ、企業会員(同5万円)や耕作しないトラスト会員(同1万円)を含め、2週間程度で175組に上った。定員200組になり次第、募集を打ち切る。
 地域別では、首都圏の104組が最も多く、石川の37組、東海の11組、関西の8組、北信越(石川を除く)7組などとなっている。
 制度は2007年度に始まり、初年度は57人だった。11年6月に世界農業遺産に認定された翌12年度は会員企業枠を設け、118組と初の三桁となった。今年度は193組(前年度比9組増)となり、北陸新幹線開業やNHK連続テレビ小説「まれ」の効果があった15年度の185組を上回り、過去最多となった。
 市によると、千枚田の美しい景観を見た観光客らが景観の維持に力を入れたいと応募するケースが多く、最近は市のホームページや、東京・銀座のショーウインドーで「白米千枚田、とっても困ってます」とのキャッチコピーを見て応募する人もいるという。
 市観光課の担当者は「リピーターや新規でオーナーになる人が増え、ありがたい。もっと会員が増え、白米千枚田の美しい景観を守っていきたい」と話した。

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