扇子を手に初稽古する宮坂会長(左から2人目)ら

扇子を手に初稽古する宮坂会長(左から2人目)ら

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初稽古で精進誓う 魚津せり込み蝶六保存会

北日本新聞(2020年2月7日)

 魚津せり込み蝶六保存会(宮坂新太郎会長)は6日夜、魚津市の村木公民館で稽古初めを行った。会員約20人が伝統のせり込み蝶六踊りや演奏に磨きをかけ、一年の精進を誓った。

 せり込み蝶六は、チョウが舞うような扇子の動きなどに特徴がある魚津伝統の踊り。保存会は、5月の「よっしゃ来い!!CHOUROKUまつり」、8月の「せり込み蝶六踊り街流し」などで舞を披露している。今月29日には東京魚津会の総会に出演する。

 地方の三味線や太鼓の音色と歌い手の声に合わせ、踊り手が扇子を軽やかに動かしながら舞った。

 「じゃんとこい、じゃんとこい」と掛け声が飛び、盆踊りの練習にも力を注いだ。

 三味線を担当する野崎昭雄さんは「若手の育成に力を入れたい」と意気込む。宮坂会長は「蝶六の魅力を伝え、会員増につなげたい」と話した。

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