市内の小学6年生が夢を切り絵で描いた作品も通りを温かく彩った=6日午後7時

市内の小学6年生が夢を切り絵で描いた作品も通りを温かく彩った=6日午後7時

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「長野灯明まつり」開幕 灯籠に小学生が「夢」描く

信濃毎日新聞(2020年2月7日)

 長野市の善光寺や周辺をライトアップする「第17回長野灯明まつり」が6日始まった。長野冬季五輪開催をきっかけに平和を願うイベントとして始まり、今年は台風19号災害からの復興に向けても「光を届けよう」と、中心市街地一帯でさまざまな企画を繰り広げる。この日は小雪が舞う中のスタートだったが、大勢の人が温かな光を楽しんだ。

 善光寺本堂は五輪にちなんだ5色に加え、復興への願いも込めて、初めて金色でも照らした。オープニングセレモニーでは山門(三門)がこの日限定の光のアニメーションで彩られた。

 表参道の中央通りに約800個の灯籠が並ぶ「ゆめ灯(あか)り絵展」では今年初めて、市内の小学6年生が、それぞれの夢を描いた卒業制作の作品約150個も並んだ。20歳になった年に再展示する構想で、野球選手、猫と獣医、大きなハートマークなどさまざまな「夢」を描いた灯籠が並ぶ。

 会場を訪れた市内の吉倉玲奈さん(22)は長野冬季五輪の年に生まれたといい、「ライトアップは街を元気づけている感じ。灯籠と並木のイルミネーションの色も合っていてきれい」と話した。

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