eスポーツやプログラミング教室を行う施設が開設される御旅屋セリオ=高岡市御旅屋町、2017年3月撮影

eスポーツやプログラミング教室を行う施設が開設される御旅屋セリオ=高岡市御旅屋町、2017年3月撮影

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セリオにeスポーツ拠点 県内初の常設

北日本新聞(2020年2月8日)

 高岡市の第三セクター、末広開発は、高岡大和が撤退した再開発ビル・御旅屋セリオ(同市御旅屋町)にコンピューターゲームで競い合う「eスポーツ」の拠点施設を設置する。同社によると、eスポーツの常設施設は県内で初めて。4月以降に運営を始める。児童向けのプログラミング教室や、子育て中の女性を対象にしたワークショップも行い、セリオ再生と中心市街地活性化を目指す。

 末広開発の菅野克志社長と高橋正樹市長が7日、セリオで会見し、発表した。名称は「Takaoka ePark(タカオカ イーパーク)」で6階に設ける。広さは約200平方メートル。事業費2400万円でパソコン約30台や通信環境などを整備する。

 県eスポーツ連合と連携して大会やリーグ戦、交流会などを行う。プログラミング教室は、全国展開する奈良県の企業とフランチャイズ契約し、2020年度に必修化される小学生に教える。

 女性を対象にしたワークショップやベビーマッサージ教室などを企画し、セリオ8階の子育て支援センターとの相乗効果を狙う。研修スペースのレンタル事業も行う。

 菅野社長は「行政や周辺施設と力を合わせ、中心市街地を活性化させたい」と話した。エルパセオ(同市御旅屋町)にある同社まちづくり事業部は、3月下旬にセリオ6階に移る。

 高橋市長は、市役所から産業振興部の商業雇用課を3月、観光交流課を20年度早期にセリオ5階に移転させると説明。「職員が現場の感覚を肌で感じながら施策を進めたい」と述べた。

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