16日に開幕するスキー国体「とやま・なんと国体2020」に向け、陸上自衛隊による競技会場の整備が11日、富山、南砺の両市で始まった。自衛隊は大会前に加えて、4日間の会期中もコース整備に取り組む。
陸上自衛隊と県が大会運営に関する協力協定を結んでいることから、県が要請した。初日の11日は富山、金沢両駐屯地の隊員計109人が各会場の整備に当たった。
ジャンプ会場の立山シャンツェ(富山市原・大山)では着地地点への雪入れを行ったほか、コース内に崩れてこないよう、周辺に積もった雪を隊員がシャベルでよけた。
富山地方気象台によると、12日から4日間は最高気温が15度を超える見込み。スキー国体の各会場では雪が解けることが懸念されるが、競技団体は必要量以上の雪入れを続けることにしている。