米こうじと大豆を混ぜ合わせる女性たち=2月6日、福井県おおい町本郷の「おおい夢工房」加工場

米こうじと大豆を混ぜ合わせる女性たち=2月6日、福井県おおい町本郷の「おおい夢工房」加工場

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手作りみそに愛情込めて 「おおい夢工房」仕込みピーク

福井新聞(2020年2月14日)

 主婦グループ「おおい夢工房」(福井県おおい町)の人気商品「米こうじみそ」の仕込みが活況を迎え、グループは大忙しの日々を送っている。県産大豆と町産コシヒカリを使った手作りがこだわり。寒い中で仕込むことで甘みとこくが増すという。半年間熟成させるため"新みそ"完成はまだ先だが、「昔ながらの製法で心を込めて造っている」という自信作だ。

 グループは1997年に発足し、町特産のウメやキノコを使った総菜などを製造、販売している。米こうじみそは主要原材料は県産を使用。安全な商品の目安となる県の認証制度「厳選ふくいの味」を取得している。

 仕込みは昨年12月末から始まった。雪が降り、寒さが厳しくなった今月6日には、ベテラン3人が同町本郷の加工場で作業した。発酵させた米こうじと圧力鍋で煮込んだ大豆を手で混ぜ合わせた後、ミンチ状に。手のひら大のサイズに丸めて、空気が入らないように、たるに勢いよく投げつけて詰めていった。この後、約半年間熟成させれば完成だ。

 仕込み作業は3月末まで続く。例年並みの約3トンを生産する予定で、徳庄よし子代表(72)は「こうじ、大豆ともに体に良い。みそを食べて健康になって」とアピールしている。

 750グラム入り650円(税込み)、1キロ入りは810円(同)。町内のスーパーや道の駅では、前年度に仕込んだみそを販売している。注文販売も受け付けている。問い合わせは夢工房=電話0770(77)3002。

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