第75回国民体育大会冬季大会スキー競技会「とやま・なんと国体2020」は16日、南砺市福野体育館で開始式が行われ、開幕した。競技は17日に始まり、全国から集まった選手約1300人が19日まで南砺、富山両市で熱戦を繰り広げる。
開始式には、47都道府県の選手や役員らが参加。富山県選手団を代表し、アルペン大回転成年男子Cで優勝が期待される水口雄太(南砺市役所)が県旗を掲げ、堂々と入場した。
距離クラシカル成年男子Aで上位を狙う広瀬崚(早稲田大1年、雄山高出)が「磨き上げた力を存分に発揮し、古里富山の地で最後まで正々堂々と滑り抜くことを誓います」と力強く選手宣誓した。
県内でのスキー国体開催は「2000年とやま国体」以来20年ぶり3度目。記録的暖冬による雪不足で開催が危ぶまれたが、2月に入ってまとまった雪が降り、関係者による懸命の雪入れ作業もあって全競技実施にこぎ着けた。