おぢや風船一揆の会場で配る新聞を作る東小千谷小4年生=小千谷市旭町

おぢや風船一揆の会場で配る新聞を作る東小千谷小4年生=小千谷市旭町

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熱気球の魅力 みんなで発信 「おぢや風船一揆」を盛り上げ

新潟日報(2020年2月18日)

 新潟県小千谷市の冬の風物詩、熱気球イベント「おぢや風船一揆」を盛り上げようと、東小千谷小4年生52人が23日、会場でクイズラリーや手作りの新聞の配布など行う。児童たちは「熱気球をたくさんの人に広めたい」と意気込み、準備を進めている。

 「おぢや風船一揆」は22、23の両日に開かれる。

 同市旭町にある同校では毎年、4年生が総合学習で小千谷市の特色を調べている。本年度は熱気球について学んだ。歴史や飛ぶ仕組み、構造などを調べて学習発表をしたり、新調される熱気球「おぢや号」のデザインに応募したりしてきた。校庭で気球の試乗体験もした。

 学んだ成果を生かし、「風船一揆」で市内外の来場者にPRしようと、昨年末から商品販売や熱気球関連イベントを考えてきた。男子児童(10)は「イベントではいろいろな熱気球が飛ぶので、たくさんの人に熱気球のすごさを知ってもらい、興味を持ってほしかった」と話す。

 クイズラリーは、熱気球に関する11問に答える。クイズは会場内に掲示されたポスターに記されており、参加者はそれを探す。配布される新聞は児童一人一人の手作りで、気球で使われる道具や飛行の仕組みなどがイラストと共に書かれている。

 また児童の提案で、風船一揆会場限定の「気球サブレ」の販売も決まった。市内の菓子店に児童が提案し実現したもので、パッケージには児童が描いた熱気球のシールが貼られている。会場では、他のグッズと共に児童たちが販売する。

 児童は13日、気球サブレの試食をして食感を確かめたり、新聞の清書をしたりして、準備を進めていた。女子児童(10)は「スタンプラリーや新聞で熱気球について詳しく知ることができるので、風船一揆と一緒に楽しんでもらいたい」とアピールする。

 児童によるクイズや新聞配布、グッズ販売は23日午前11時からと正午からの各40分、同市桜町の市総合体育館近くの桜町会場「うまいもの広場」で行われる。新聞は300部を配布予定。気球サブレは100円(税込み)。問い合わせは東小千谷小、0258(83)2361。

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