魚津蜃気楼(しんきろう)研究会(石沢啓一会長)は、蜃気楼を紹介するパンフレットを新調した。会員の撮影した写真を並べて景色の変化を紹介し、初めて蜃気楼を見る人にも分かりやすいよう工夫した。
会員の野村英樹さん(54)=魚津市石垣新=が2012年から作っている。B4サイズで三つ折り。蜃気楼は幻ではなく、実際の景色が変化して見えるものだと写真を交えて伝える。出現しやすい気象条件なども示した。海の駅蜃気楼、魚津埋没林博物館、駅前観光案内所で配布する。
「魚津浦の蜃気楼(御旅屋(おたや)跡)」が近く国の登録文化財になることから、野村さんは「蜃気楼に注目が集まる好機なので盛り上げていきたい」と話した。
野村さんはこれまで作った12年と14~19年のパンフをまとめた冊子も100部作った。1冊500円(税込み)で販売する。