食べ歩きを楽しむ今庄宿の観光客=1月、福井県南越前町今庄

食べ歩きを楽しむ今庄宿の観光客=1月、福井県南越前町今庄

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今庄宿食べ歩き好評 購入券配布が寄与

福井新聞(2020年2月21日)

 江戸時代の宿場町の区割りが残る福井県南越前町の今庄宿で、ツアー客が食べ歩きを楽しめるように町と町観光連盟が企画した、飲食物の購入券が好評だ。町に申請のあった本年度のツアーバスは2月中旬までで前年度の倍となる約100台を超えた。地酒や老舗の味を風情とともに楽しみそぞろ歩くのが人気になっている。

 町のツアー会社への補助を活用し今庄宿を訪れたツアーバスは2017年度は2台、18年度は47台。本年度の申請はいずれも関西方面から、既に約100台3500人となっている。

 ただ、新型コロナウイルスによる肺炎(COVID19)の影響で全国的に移動の自粛が広がっている。町観光連盟によると、2月後半と3月で約20台のバス予約があり、キャンセルは今のところはないという。町では「感染拡大に注意を払っていきたい」と話す。

 町と町観光連盟がツアー会社に対し、客1人当たり200円分の購入券配布を補助制度の要件としたのは昨年9月。今庄宿の酒蔵や商店などには店頭販売の協力を要請し、現在は10店前後が販売を実施している。

 1月末のクラブツーリズム関西主催のツアーでは、大阪から30~80代の男女33人が京藤甚五郎家や明治殿などの名所を巡る一方で、厚揚げや地酒などを食べたり、飲んだりしながら散策した。今庄宿内の店は老舗も多く、伝統の味と風情はツアー客に好評。40代女性は「すっきりした地酒がおいしかった。食も歴史も楽しめて良かった」と話していた。

 観光客が気に入った商品をお土産に購入するだけでなく、店に立ち寄る雰囲気が生まれ、住民との交流も増えた。一口サイズの厚揚げが好評の吉五商店の吉田良治さん(65)は「最近は観光客が増えてにぎわいを感じる。ツアー後に個人で来てくれたお客さんもいる」と喜ぶ。

 町では、新型コロナウイルスの感染拡大について「今後の広がりや防止には気を配りたい」としている。

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