県産のブランド材を使った空間演出用の内装デザインを競う中部森林管理局(長野市)のコンペで、受賞したデザインから実際に製作した作品の展示会が24日、長野市のJR長野駅ビルMIDORI長野の「りんごのひろば」で始まった。パーティション(間仕切り)など4点を展示。完成予想図なども並ぶ。
コンペは県産材の需要拡大を狙って開催。作品は、2018、19年度の受賞デザインから作った。
社会人の部で受賞した蘇南高校(木曽郡南木曽町)事務員の久保礼子さん(49)=写真=のパーティションは、木材に細かく切れ込みを入れ、風になびくカーテンのような形を自作した。会場を訪れ「地元の木材の活用につながればうれしい」と話した。
他に、傘立てのように土台へ角材を立てたパーティションなども。中部森林管理局企画官の大坪幸治さんは「自分の家やオフィスで使うことを想像して楽しんでほしい」と話していた。
3月1日まで。午前10時〜午後8時。入場無料。