展示が始まった土びなやつるしびな。会場の宮下家住宅を知ってほしいと宮下澄子さん(左)らが企画した

展示が始まった土びなやつるしびな。会場の宮下家住宅を知ってほしいと宮下澄子さん(左)らが企画した

長野県 伊那路 祭り・催し

ひな人形、歴史重ね華やか 阿南の「宮下家住宅」で展示

信濃毎日新聞(2020年2月25日)

 阿南町和合の県宝「宮下家住宅」で、地元に伝わる土びなや手作りのつるしびなの展示が24日、始まった。国重要無形民俗文化財「和合の念仏踊り」の会場となる同住宅を知ってもらいたいと、所有者の宮下金善さん(66)、澄子さん(65)夫妻が企画し、7年目。3月3日まで。

 展示したのは、男びなと女びなのほか、男児が生まれると贈る習わしがあった桃太郎や武将などの土びな約30点。江戸時代から伝わる天神様(菅原道真)や、長寿を祈るとされる翁(おきな)と媼(おうな)など珍しい人形も。つるしびなは、澄子さんが古布で作り、手まりや農作物など華やかな色合いの飾りが座敷を彩っている。

 宮下家住宅は江戸時代の1700年ごろに建てられた木造建築で、2019年10月に県宝に指定された。澄子さんは「盆と正月以外の年中行事を行う機会は減っている。一つでも多く、受け継がれている行事を残していけるといいですね」と話していた。

 見学の問い合わせは宮下さん(電話0260・31・0007)へ。

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