新ロゴマークをデザインした第6回大会のポスター

新ロゴマークをデザインした第6回大会のポスター

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金沢マラソン 一新したロゴマークを披露

北國新聞(2020年2月26日)

 金沢マラソン組織委員会の会合は25日、金沢市の金沢東急ホテルで開かれ、10月25日に開催する第6回大会で、基準タイムを大会前にクリアしているランナー向けに優先出場枠を新設するなどの実施計画案を了承した。楽しめるマラソンとしてだけでなく、競技性の面でもレベル向上を図る。
 基準タイムは2018年4月以降に開催された公認コースでの記録が対象で、男子は2時間半以内、女子は3時間以内となる。「エリートランナー枠」として人数制限なしで募集し、出場者は前方ブロックからのスタートとする。
 ランナーが着けるナンバーカードでは、金沢市内在住者に限り、希望に応じて校下名や地区名を表示できるようにする。金沢外環状道路海側幹線(海側環状)の延伸に向け、コース見直しの検討委員会を新年度に立ち上げる。第6回のランナー募集は4月3日から開始する。
 第6回からロゴマークとキャッチコピーを一新することも説明された。この日初披露されたポスタービジュアルでは、金沢マラソンを英語表記した際の頭文字で、距離の単位でもある「KM」を表現した新ロゴと、ランナーの姿をデザインした。金沢美大OBで、リオ五輪の閉会式でチーフアートディレクターを務めた浜辺明弘氏が手掛けた。
 第5回の石川県内への経済波及効果は、確定値で約22億6千万円と報告された。ランナー定員の増加などにより、第4回の約20億6千万円を上回った。
 委員からは「ランナーも、沿道で応援する人もマナーが落ちている」との指摘や、「トイレの増設や配置の工夫をしてほしい」との要望があった。新型コロナウイルスの影響では、他都市でマラソン大会中止が相次ぎ、十分に金沢マラソンのPRができていない現状が報告された。
 金沢マラソンは石川県、金沢市、北國新聞社などで構成する組織委が主催する。

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