3月19日に甲子園で開幕する第92回選抜高校野球大会に出場する星稜と航空石川の監督、選手らは26日、石川県庁に谷本正憲知事を訪ね、健闘を誓った。新型コロナウイルスの感染拡大を警戒し、両校の選手は全員マスク姿ながら、ここまでの調整と体調は万全といい、星稜の内山壮真主将は「優勝を目指す」、航空石川の井口太陽主将は「日本一を目指す」と決意表明した。
谷本知事は「体調管理に万全を期し、両校の決勝対決が実現するよう期待している」と激励した。星稜は金沢市役所で山野之義市長の激励も受けた。県高野連の澤田豊会長、佐々木渉理事長が同行した。
両チームとも今冬は、少雪によってグラウンドに出て練習する機会に恵まれた。
星稜の林和成監督によると、2カ月ぶりのフリー打撃では打球の強さと飛距離が上がったといい「順調に仕上がっている」と話す。大会前に練習試合をこなして実戦感覚を養う。
航空石川の中村隆監督は「打撃、走塁、小技とも昨秋より成長した」と手応えを語った。6日から9日まで徳島県内でキャンプを張り、調整に追い込みを掛ける。
組み合わせ抽選会は3月13日に行われる。