杉田館長(左)の説明を聞く招待客

杉田館長(左)の説明を聞く招待客

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三島由紀夫の50年たどる 富山・隠し文学館

北日本新聞(2020年2月29日)

 三島由紀夫の没後50年を記念した企画展「三島由紀夫の歌舞伎展」の内覧会が28日、富山市向新庄町2丁目の「隠し文学館 花ざかりの森」(杉田欣次館長)で開かれ、招待された文学ファンが、歌舞伎の台本や直筆原稿などの珍しい資料に見入った。企画展は29日から3月22日まで。

 三島は古典芸能にも造詣が深く、歌舞伎6作と日本舞踊劇3作を手掛けた。今回は「椿説弓張月(ちんせつゆみはりづき)」「鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ)」などの台本に加え、直筆原稿や劇評が掲載された文芸誌、公演のプログラムなどを展示した。

 三島が死去する前年に発表した「椿説弓張月」は、歌舞伎作品の集大成とされる。美術家の横尾忠則さんが作ったポスターや三島自らが朗読したLPレコードなど、上演当時をほうふつとさせる品がそろう。富山市の向井嘉之さん(76)は「三島の異才ぶりを改めて感じた」と話した。

 新型コロナウイルスの影響で、記念講演などのイベントは中止する。問い合わせは同館、電話076(413)6636。北日本新聞社共催。

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