初公開を控えた前田家の姫ゆかりの人形=宝町の宝円寺

初公開を控えた前田家の姫ゆかりの人形=宝町の宝円寺

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前田家の姫ゆかりの人形初公開 金沢・宝円寺で3月1日

北國新聞(2020年2月29日)

 加賀藩前田家の13代藩主斉泰(なりやす)の次女初姫(はつひめ)が愛用した日本人形、14代藩主慶寧(よしやす)の四女慰姫(やすひめ)が乳兄弟に贈った西洋人形など約50点が、3月1日、菩提(ぼだい)寺の曹(そう)洞(とう)宗宝円寺(金沢市宝町)で開かれる姫茶会(北國新聞社後援)で初公開される。前田家に仕えた女性の子孫が代々受け継ぎ、宝円寺に寄贈した。明治、大正、昭和と激動の時代を生きた2人の姫を、改元を機にしのぶ。
 人形などの所蔵品は、佐々木敦子さん(富山市)、娘の今井史さん(金沢市)が管理してきた。佐々木さんらは高齢のため今後の管理に不安を感じ、2017年、石川郷土史学会幹事で一般財団法人北國総合研究所研究員の横山方子さんの紹介で、宝円寺に寄贈した。
 宝円寺では令和最初のひな祭りを記念し、金沢に息づく先人たちとの縁を感じてもらおうと一般公開を企画した。
 会場には、初姫に仕えた佐々木さんの母である宮林國さんへ謝意を示して譲られた日本人形2体をはじめ、慰姫が有栖川宮家に嫁いだ後、フランスを視察した際に持ち帰り、慰姫の乳兄弟で佐々木さんの祖母にあたる宮林春さんに贈ったとされる西洋人形1体が並ぶ。そのほか、國さんが初姫のために作った加賀手まりや、15代当主利嗣(としつぐ)の後室朗子の遺品、朗子をしのんで國が詠んだ和歌なども並ぶ。
 茶会当日は、横山さんが当時の時代背景や展示品にまつわる裏話などを紹介する。宝円寺の神川秋德住職(58)は「多くの人に見てもらい、寄贈された佐々木さんや今井さんの思いが多くの人に伝わればうれしい」と語った。

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