アンズの花の名所として知られる千曲市森の上平展望台をメイン会場に、４月１日から第６回花さかフェスタが開かれる。週末を中心にライブやマジックなどの催しを用意。アンズを使って地元商工団体などが開発したパン「ちくまあんずコッペ」の販売が同日、会場で始まる他、映画やドラマのロケ地を観光に生かすロケツーリズムの応援隊「あんず娘」のお披露目もある。

　アンズ加工食品製造・販売の横島物産（千曲市）が販売するあんずコッペは、アンズジャムやシロップ漬けしたアンズの実などを挟んだものと、アンズのソフトクリームなどを挟んだ２種類を用意。ともに３８０円（税込み）で販売する予定だ。

　同５日には、あんず娘のメンバー４人が、市が進めるロケツーリズムの取り組みなどを紹介し、あんずコッペの販売も手伝う。メンバーの横山瑞歩さん（２７）は「千曲市のアンズの魅力を多くの人に伝えられるよう力を尽くしたい」と話す。

　フェスタは屋代高校付属中学校吹奏楽班によるオープニングコンサートで幕を開け、同１２日まで。期間中はサイクリングのイベントや一輪車のパフォーマンスなどもある。横嶋孝子実行委員長は「地元の人と協力し、アンズの里を盛り上げたい」としている。