明治新政府のキリスト教を禁じる立て札など「高札」を紹介する展示=福井市立郷土歴史博物館

明治新政府のキリスト教を禁じる立て札など「高札」を紹介する展示=福井市立郷土歴史博物館

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高札でたどる法令、禁令 福井市郷土歴博で展示

福井新聞(2020年3月1日)

 江戸期から明治初期にかけて幕府や藩、政府の法令や禁令を知らせた木製の立て札「高札(こうさつ)」を紹介するギャラリー展が、福井市立郷土歴史博物館で開かれている。江戸後期や1868(明治元)年に現在の福井市内に立てられた高札の実物や復元を展示している。3月16日まで。

 1770年に現在の福井市小幡町に立てられたと伝わる「徒党札」は、集団で領主に要求することや耕作を放棄して逃げることを禁じ、これらを事前に密告した人に褒美を与えると記している。当時は百姓一揆が盛んで、幕府が全国の村々に立てさせた。展示している実物は、墨書きの文字こそ消えているが、文字の形は浮き彫り状に残っている。文字を復元した高札も展示している。

 1868年に現在の福井市舟橋町あたりに掲げられたと伝わる「切支丹(キリシタン)札」は、新政府がキリスト教の信仰を禁じた高札。欧米諸国から厳しく非難された新政府は6年後に禁教令を廃し、高札を撤去した。高札がある舟橋村を描いた江戸後期編さんの地誌も展示している。観覧料220円。

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