福井県坂井市丸岡町山久保の久保田酒造は3月1日、恒例の「酒蔵開放」を行った。新酒の飲み比べや利き酒コンテスト、この日限定の酒の販売など、多彩な催しで左党を楽しませた。
飲み比べには、同酒造の銘柄十数種類を用意。高価な大吟醸などが1杯200円で飲めるとあって人気を集めた。スタッフに味の特徴を聞きながら、いろんな種類を何回も買い求め、顔を赤くする人もいた。
「鬼作左」の原酒、生原酒、袋吊(つ)り搾りの3種類を当てる利き酒コンテストには"ベテラン"から若い女性までが次々と挑戦。この日限定の純米吟醸生酒などの限定販売では、オリジナルラベル揮毫(きごう)のサービスもあり、多くの人が買い求めていた。
杜氏(とうじ)から酒造りの工程を学ぶ酒蔵見学や甘酒の飲み比べ、圧搾板に付いた酒かすをへらではがす体験もあった。
しょうゆこうじで作ったイカの塩辛や酒かすを使ったクッキー、酒米カレーライスなどの販売もあり、家族連れでにぎわっていた。