昆虫食を紹介するパネルやつくだ煮を展示している特別展

昆虫食を紹介するパネルやつくだ煮を展示している特別展

長野県 伊那路 祭り・催し

ざざ虫・地バチ...美味しい昆虫 伊那で捕まえ方など紹介

信濃毎日新聞(2020年3月4日)

 伊那市創造館は4月13日まで、伊那谷の昆虫食を紹介する特別展「信州伊那谷の美味(おい)しい昆虫」を開いている。トビケラやカワゲラなどの幼虫の総称「ざざ虫」、蚕のさなぎ、地バチ(クロスズメバチ)、イナゴといった食べられる昆虫の捕まえ方や生態を、パネル展示を中心に伝えている。

 ざざ虫は漁の方法や道具を詳しく解説。ごみと分けるために金網を加工した「選別器」、石の裏に付いたざざ虫をかくための「かんじき」などを写真付きで紹介した。蚕については、幼虫がかえった卵の殻を枕に詰めたり、幼虫のふんを歯磨きに使ったりと、さなぎを食べるだけではない幅広い用途にも触れた。

 会場にはざざ虫、蚕のさなぎ、地バチ、イナゴのつくだ煮を展示。他にも、地バチに目印を付けて巣を探す「すがれ追い」を映像で紹介している。午前10時〜午後5時。火曜休館。入場無料。問い合わせは市創造館(電話0265・72・6220)へ。

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