展示の準備が進む会場

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厳選「お宝」見に来て 富山市科学博物館7日から企画展

北日本新聞(2020年3月5日)

 富山市科学博物館(同市西中野町)の企画展「科学博物館のお!宝展」が7日から始まる。開館40周年を記念した催しで、これまでに収集した48万点を超える標本や資料から学芸員が厳選した逸品を紹介する。上市川で見つかったいん石から作られた刀「流星刀」やコウノトリの剥製をはじめ、珍しいものや初めて公開するものなど880点以上が並ぶ。5月24日まで。

 富山市科学博物館は1979年11月、富山市科学文化センターとして開館した。企画展では12人の学芸員が、恐竜や昆虫、鳥類などそれぞれの専門分野に分かれて計13のブースを設ける。

 北アルプス・水晶岳の鉱物や、富山市大山地域で見つかったアンモナイトは初公開。鉱物は2018年の夏に採取した水晶とガーネットで、透明感や形の美しさが見どころという。アンモナイトは直径20センチほどで17年に見つかった。約1億5千万年前の化石で、表面の模様「肋(ろく)」がはっきりとしている。採取した時の写真や、学芸員の体験談などもパネルで紹介する。

 会場では、いん石に触ることができるコーナーや、展示にまつわる2択クイズなども用意している。

 学芸員の藤田将人さんは「普段展示していないお宝がたくさんある。ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。

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