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ふくい桜まつり中止 駐車場、トイレは設置

福井新聞(2020年3月6日)

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、福井県福井市の春の一大イベント、ふくい桜まつりの中止が決まった。3月5日、市が発表した。市中心部の足羽川桜並木などで3月28日~4月12日に予定していた。まつりの実行委員会によると中止は初めて。

 感染防止へ実行委主催の催しを中止する。JR福井駅西口をはじめ市内の桜色ライトアップや、市中央公園の「桜満喫フェスティバル」を予定していた。足羽山をLEDオブジェで彩る「あすわ桜遊山(ゆさん)」や、一乗谷朝倉氏遺跡の「糸桜まつり」の中止も決まった。

 まつりを中止しても開花期間は花見客が訪れるとみて、足羽川河川敷に臨時駐車場を設け、仮設トイレを置く。夜間の安全確保のため桜並木の堤防に照明を設ける。足羽山の交通規制も行う。

 実行委会長の東村新一市長は「感染を拡大させないための苦渋の決断。まつりは中止しても桜は咲くので、感染予防をした上で桜は楽しんでほしい」と話している。

 1986年から続くふくい桜まつりは、夏の福井フェニックスまつりと並ぶ福井市最大のイベント。実行委によると昨春は約23万3千人が訪れた。3年後の北陸新幹線福井延伸に向け誘客を強化しようと、今春は足羽川桜並木のライトアップ区間の延長や、屋根のない2階建てバスの運行などを計画していた。

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