水上さんの描いた絵画などが並ぶ生誕100年後期企画展=福井県おおい町岡田の若州一滴文庫

水上さんの描いた絵画などが並ぶ生誕100年後期企画展=福井県おおい町岡田の若州一滴文庫

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故水上勉さん書や絵画も おおいで生誕100年展

福井新聞(2020年3月6日)

 福井県おおい町出身の直木賞作家、水上勉さん(1919~2004年)の生誕100年を記念した後期企画展が、同町岡田の若州一滴文庫で開かれている。書籍のほか、水上さんが手掛けた書や絵画が並び、文学以外に活動の幅を広げたことが分かる展示となっている。3月9日まで。

 書籍は1980年代以降に出版された作品154点を展示。いずれも手に取ることができ、本がずらりと並ぶ光景から、還暦を超えてもなお旺盛な執筆意欲があったことがうかがえる。

 水上さんは1985年の同文庫開館を境に、書や絵画なども手掛けるように。晩年は著書の装丁画も自ら描いたという。会場には「土を喰う日々」(若州一滴文庫版)の表紙絵となったニンジンの絵や、扉絵に使われたクワイの絵など11点を展示している。

 書は3点を紹介。著書「ものの聲(こえ)ひとの聲」に掲載されている一文を書いたものは、流れる筆致が特徴的。同書の装丁を手掛けた故渡辺淳(すなお)さんの依頼を受けて書いたという。

 入館料300円(中学生以下と70歳以上は無料)。火曜休館。問い合わせは同文庫=電話0770(77)2445。

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