椅子をインスタレーションのように飾った会場で、展示の狙いを説明する森村さん(手前左)=県美術館

椅子をインスタレーションのように飾った会場で、展示の狙いを説明する森村さん(手前左)=県美術館

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アートを遊ぼう 県美術館企画展、美術家・森村さん案内

北日本新聞(2020年3月7日)

 企画展「森村泰昌のあそぶ美術史ーほんきであそぶとせかいはかわる」の開会式が6日、富山市の県美術館で行われた。同館の収蔵品を思い切った手法で展示する展覧会で、出席者はアートの新しい見方を楽しんだ。一般公開は7日から5月10日まで。

 同館として開館以来、初の大規模なコレクション展。美術家の森村泰昌さん(大阪市)をゲストキュレーター(学芸員)に招いた。

 この日は森村さんが、全6章に132点が並ぶ会場を案内した。

 第1章「ひっくりかえす」は、ルオーやポロックらの名画の裏側も鑑賞できる。ジャスパー・ジョーンズの「消失II」は裏まで絵の具が染み込み、はけの動かし方が見て取れる。第2章は、椅子をインスタレーション(空間芸術)のように飾り、独自の色や形に焦点を当てている。

 第6章は森村さんが古今東西の名画になりきった「セルフポートレート」を展示。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」や、初公開となるミロの「パイプを吸う男」などに扮(ふん)した作品を紹介している。森村さんは「会場全体を通して6種類の遊び方、鑑賞の仕方を提案している。驚いたり、笑ったりしながら楽しんでほしい」と話した。

 県美術館とチューリップテレビ、北日本新聞社主催。

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