村産のイチゴを使ったサンドイッチを販売する小林さん

村産のイチゴを使ったサンドイッチを販売する小林さん

長野県 伊那路 グルメ 特産

喬木特産イチゴのサンド、人気 移動販売の女性、旬をお届け

信濃毎日新聞(2020年3月7日)

 喬木村を拠点にサンドイッチの移動販売を手掛ける小林美和さん(45)が村特産のイチゴを入れて「フルーツもりもりサンド」を作り、人気を集めている。イチゴ狩り観光を受け付ける村内のたかぎ農村交流研修センターで週末を中心に出店。「地元農産物の彩りやおいしさを楽しんでほしい」と手作りし、遠方からの観光客や地元のリピーターが並んで買い求めている。

 イチゴは酸味のバランスが程よい「紅ほっぺ」や「よつぼし」を使用。生クリームにはクリームチーズを合わせて甘さを抑え、食パンに挟むと約10センチの厚さになる。

 飯田市の農家に生まれた小林さんは、30代で名古屋市から帰郷。「おいしい野菜や果物が身近に豊富にある」ことに魅力を感じたといい、日曜日には好きな具材を挟んだサンドイッチを作ってSNS(会員制交流サイト)に写真を投稿した。2015年に始めた移動販売の店名「サンデイ☆サンド」は、投稿を見た知人が付けてくれたという。

 小林さんは結婚を機に喬木村に移住し、農家の女性グループに参加して小麦栽培にも挑戦。使用するパンは、村で生産した小麦粉を製パン店に託して作っている。夏や秋は、ズッキーニやトマト、村の伝統野菜「志げ子なす」なども使う予定で、出店予定などはフェイスブックで発信する。小林さんは「地元の旬を楽しく取り入れていきたい。お客さんにわくわくした気持ちで食べてもらえればうれしい」と話している。

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