県中央植物園で初めて開花したハッポウジュ。下のつぼみも花が開きそうな状態だ=7日午前

県中央植物園で初めて開花したハッポウジュ。下のつぼみも花が開きそうな状態だ=7日午前

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中国雲南省原産ハッポウジュ開花 県中央植物園

北日本新聞(2020年3月8日)

 中国・雲南省原産のハッポウジュの開花が7日、富山市婦中町上轡田の県中央植物園で確認された。同園が中国の研究施設から譲り受け、2000年から温室で育てていた。日本国内での開花は困難とされており、同園によると、初めてとみられる。

 ハッポウジュはミソハギ科で、直径12センチほどの白い花を咲かせる。中国名は「八宝樹」で、別名シダレオオサルスベリ。雲南省のほか東南アジアなどに分布している。同園にある木の高さは10メートルほどだが、本来40メートルにまで成長するため、温室で育てる日本で開花させるのは難しいとされていた。

 同園は1997年に友好提携を結ぶ中国科学院昆明植物研究所から苗木を譲り受け、2000年から温室で育ててきた。

 7日朝、同園の担当者が開花を確認。同園によると、花を咲かせるには枝を長く伸ばさなければいけないが、枝が自重に耐えられず折れてしまうことが何度もあった。今回は周りの木がうまく支えになったという。このほか、剪定(せんてい)する時期などに工夫を重ね、開花につなげた。

 花は夕方から夜にかけて開き、翌日の日中には咲き終わるとみられる。担当者は「運よく見られたときには、貴重な花の姿を楽しんでほしい」と話している。

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