松本市四賀地区赤怒田(あかぬた)でフクジュソウが見頃を迎えている。北向きの斜面約1・5ヘクタールに50万株が群生し、国内屈指の規模とされる。7日に開幕する予定だった「福寿草まつり」は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止になったが、家族連れなどが満開のフクジュソウを楽しんだ。
好天に恵まれ、降雪も少なかったため、例年より2週間ほど早く見頃に。福寿草まつりの実行委員会事務局長、金井保志さん(73)=松本市四賀=によると、今年は花付きも良く、見頃は1週間ほど続きそう。フクジュソウの鉢植え販売などを予定していたまつりは中止になったが、「静かに咲いているフクジュソウを見に来てほしい」と話していた。
長野市から家族4人で訪れた小林愛奈ちゃん(4)は花が好きで昨年も家族で見に来たといい、「今年もきれいでかわいい」と笑顔だった。