白山市尾添の石川県白山自然保護センター・ブナオ山観察舎は8日までに、県鳥イヌワシをモチーフにした変装セットを作り、施設内に配置した。「写真映え」する衣装として来場者に自由に着てもらい、野生動物に興味を持つきっかけにしたい考えだ。
職員の後藤理子さんがフェルトを使って、イヌワシの顔をかたどった帽子、羽を表現したマント、足代わりの手袋の1セットを2日間かけて手作りした。くちばしには綿を入れて立体感を出し、首の後ろには金色の羽を付け、イヌワシの特徴を表現した。衣装を着て撮影する来館者も見られ、評判は上々という。
現在は2体目として、羽の内側や尾の付け根が白い、子どものイヌワシの変装セットを制作中で、10日にもお披露目する予定だ。
後藤さんは「親子で着て楽しんでもらいたい」と話した。