福井県池田町志津原にある森を生かした体験施設「ツリーピクニックアドベンチャーいけだ(TPA)」について、杉本博文町長は3月10日、新エリア「探検の森(仮称)」を増設、幼児を含めた3世代で遊べるアトラクションを設ける拡張計画を明らかにした。
屋台マルシェや休憩スペースのある「フォレストガーデン(仮称)」、山中のエリアを周遊するトロッコモノレールなども設置し、一日中楽しく過ごせる「エリア滞在型」のアウトドアリゾートを目指す。2022年度末のオープンを予定する。
町が策定した森林資源を生かしたまちづくり構想「木望(きぼう)の森100年プロジェクト」に基づく整備計画。同日開会した定例町会で、杉本町長が明らかにした。
計画では、探検の森は現在の「アドベンチャーパーク」エリア北西に整備。身長制限などで現在のアトラクションで遊べない子ども向けのアスレチック遊具、自然の中で遊びながら学べる体験を用意する。現在あるコテージ6棟の建て替えも予定している。
TPAは16年4月にオープン。高さ、長さとも日本最大級で山の尾根間の約500メートルを滑り降りる「メガジップライン」を目玉に、年間約4万人の利用がある。
同プロジェクトに基づき、農業や秘密基地づくり、どろんこ遊びなどの親子体験プログラム「いけだ農村がっこう」も開講する予定。
拡張整備は20~22年度の3年計画で総予算は3億9100万円を想定。新年度予算には設計費として1368万円を盛った。