北八代営農組合のそば粉を使ったガレット。地元野菜などの具材と相まって「おいしい」と好評

北八代営農組合のそば粉を使ったガレット。地元野菜などの具材と相まって「おいしい」と好評

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手軽料理でソバ普及 氷見北八代営農組合

北日本新聞(2020年3月12日)

 氷見市北八代営農組合(松澤憲朗組合長)は転作作物として栽培しているソバの消費拡大に向け、そば粉を使って手軽に作れるフランスの家庭料理ガレットの普及に取り組む。手始めにレストランで組合員らに試食してもらったところ「おいしい」と好評。各種イベントなどでPRしていく。

 北八代営農組合は5年ほど前からソバ栽培に着手。例年100キロ前後を収穫し、そば粉にして直売所などで販売している。

 だが、そば打ちできる人は少なく、需要は伸び悩んでいる。若い世代にも食べてもらえるよう、手軽でおしゃれな食べ方を模索。無農薬の有機野菜普及を目指すグループ「氷見ベジ」代表で「イタリアンキッチン オリーブ」(十二町)のオーナーシェフ、梶敬三さん(66)に相談し、ガレットに着目した。

 作り方は、そば粉に卵と水、少量の塩を加えて混ぜ、フライパンの上に広げて焼く。具材を載せてふたをして数分蒸し焼きにする。生地の端を曲げて形を整えれば出来上がり。

 具材は野菜や肉、魚など自由。営農組合でそば栽培の中心となっている大沢勇さん(77)は「地元の食材を使い、地消地産につながればいい」と期待する。

 今月に入って組合員らに「オリーブ」で試食してもらっている。同店では月末までコーヒー付き千円(税別)で一般客に提供し、作り方もアドバイスする。問い合わせは同店、電話0766(74)5345。

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