立山黒部アルペンルートは4月15日の全線開通に向け、高原バス道路の除雪が急ピッチで進んでいる。快晴となった12日は、カーブが連続する七曲(ななまがり)(標高1680メートル)で雪原に曲線がくっきりと描かれていた。
除雪区間は美女平(同977メートル)-室堂(同2450メートル)の約23キロ。現在は弥陀ケ原(同1930メートル)まで2車線分の除雪が進んでいる。9日時点での室堂の積雪量は6・7メートルで、昨年同時期より1・2メートル多い。立山黒部貫光は新型コロナウイルス感染拡大を受けて「大変な時期だが、訪れる人々に安心して楽しんでもらえるように準備を進めている」とした。