大きく育った「ラバーズハート」を笑顔で手入れする右から増井さん、坂本さん、今井さん。後ろのロープにつるバラをはわせて「ガーランド」にする

大きく育った「ラバーズハート」を笑顔で手入れする右から増井さん、坂本さん、今井さん。後ろのロープにつるバラをはわせて「ガーランド」にする

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福島のバラ 開花楽しみ 氷見・あいやまガーデンで手入れ

北日本新聞(2020年3月13日)

 氷見市稲積の西洋風庭園「氷見あいやまガーデン」にあるバラ園「オールドローズの谷」で12日、東日本大震災で被災した福島県双葉町にルーツを持つバラの手入れが行われた。3年前に植えられたもので、5月中旬には美しい花を咲かせる見込み。

 手入れしたのはオーナーの増井俊一さん(73)と東京の園芸研究家、今井政代さん(72)、福井ばら会前会長の坂本千恵子さん(71)。

 今井さんが2017年春、以前よく通っていた双葉町の「双葉ばら園」の再現を提案し、増井さんが快諾。今井さんの友人の坂本さんが、同園の岡田勝秀さん(76)=現・茨城県つくば市=から贈られたオリジナル品種「ラバーズハート」を挿し木で増やし、同年秋に植えた。

 双葉ばら園は東京電力福島第1原発の西8キロにあり、約700種類のバラを栽培し、ロープや門柱につるバラをはわせて育てる「ガーランド」が人気だった。大震災による原発事故で休園を余儀なくされた。

 3人は岡田さんの「福島のことを忘れないでほしい」という思いを受け止め、毎年バラ園の手入れを続けている。岡田さんは北日本新聞の取材に「ラバーズハートがどれほど大きく育ったか楽しみ。いずれ見に行きたい」と話した。

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