空間になじむオブジェや花器が並んだギャラリー=3月14日、福井県福井市左内町の「エクリュ」

空間になじむオブジェや花器が並んだギャラリー=3月14日、福井県福井市左内町の「エクリュ」

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質感にこだわり陶作品200点 福井市のギャラリー

福井新聞(2020年3月19日)

 福井県福井市の陶芸家、片山裕二さん(41)の個展(福井新聞社後援)が同市左内町の住宅設計・施工の「エクリュ」2階ギャラリーで開かれている。居住空間に調和し、暮らしの質を高めるためのオブジェや花器など約200点を展示している。29日まで。

 片山さんは料理人として東京や横浜で働いた後に帰郷し、2016年に市内に工房を構えた。「自然」「風化」「痕跡」「情景」をコンセプトに、焼成方法で表現を変え、質感にこだわって作陶している。

 「エジプトの古代遺跡をイメージ」して作り上げた花器は、赤茶けてざらざらとした質感が和風の棚とマッチしている。直線にこだわった掛花は、白い壁や大きな窓のそばにぴったり。焼き進めるうちに一部分が破裂したオブジェなどもあり、独特の作風を楽しめる。
 
午前10時~午後4時で、入場無料。21、29日は片山さんが在廊する。

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