アンズの花の名所、千曲市森・倉科地区で23日、地元のあんずまつり実行委員会が開花宣言をした。1971年の観測開始以来、最も早い。新型コロナウイルス感染防止のため、まつりは中止するが、訪れる人のために公営駐車場は無料開放する。例年、1週間ほどで見頃になる。
これまで開花が最も早かったのは2016、19年の3月28日。23日は、まつり実行委員長の近藤公憲さん(71)が標準木で複数の花の開花を確認した。暖かい日が続き、一気に咲いたという。
あんずまつり併催の「花さかフェスタ」も中止するが、メイン会場の上平展望台は開放する。近藤さんは「アンズの花を多くの人に楽しんでもらうためにも、新型コロナが早く終息し、花が長く持ってほしい」と願った。