松川遊覧船の発船式が24日、富山城址公園(富山市本丸)の松川茶屋で行われ、今シーズンの本格的な運航が始まり、乗客がほころび始めた両岸の桜を楽しんだ。
富山観光遊覧船の中村孝一社長があいさつし、船長2人が紹介された。テープカットの後、出席者らが2・4キロの30分間のクルーズに出発した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、式の規模を縮小し、恒例の園児による歌の披露などは行わなかった。
1隻の定員は40人だが、今シーズンは感染予防のため、30人程度に抑え、マスク着用を呼び掛ける。3、4月は台湾からの訪日客を中心とした団体客はほとんどキャンセルになった。屋形船による夜桜クルーズは運航しない。
同社企画マネジャー、中村志保さんは「遊覧船は屋根がなく、密閉されていないので、乗船を楽しんでほしい」と話している。問い合わせは富山観光遊覧船、電話076(425)8440。