新たに商品化され、ブドウ色が美しい能登ワイン塩=穴水町の飲食店

新たに商品化され、ブドウ色が美しい能登ワイン塩=穴水町の飲食店

石川県 輪島・珠洲・能登金剛 特産

奥能登の一品 ワインと揚げ浜塩がコラボ

北國新聞(2020年3月26日)

 世界農業遺産の能登の里山里海で育まれた珠洲市の塩田村揚げ浜塩と、穴水町の能登ワインを組み合わせた「NOTOWINESALT(能登ワイン塩)が完成し、25日お披露目された。鮮やかなブドウ色の結晶と素材を生かす芳醇な香りが特徴で、来月1日に販売を始める。
 奥能登塩田村と能登ワインのコラボは初めてで、穴水町が支援した。伝統製法で作られる粗塩と能登ワインの赤「ヤマソーヴィニヨン」を使い、昨夏から商品化に着手。粗塩感を残し、結晶が崩れないよう、吹きかけるワインの割合を確かめながら、試作を重ねた。
 完成したワイン塩は、初めに芳醇な香り、塩の甘みに続いて赤ワイン独特の渋みが感じられるという。煮きったワインを使うためアルコール成分はない。
 この日は、穴水町大町の「能登バルAZ(アズ)」で試食が行われ、天然ブリのカルパッチョ、黒毛和牛のグリルと共に提供された。開発担当者も料理で味わうのは初めてで、「魚にも肉にも合う」「オリーブ油との相性がいい」「彩りが良く、写真映えする」などの感想が聞かれた。
 奥能登塩田村の神谷健司統括部長は「奥能登の食の魅力を知ってもらうきっかけになれば」と期待を込め、穴水町地域おこし協力隊で能登ワインに勤める青崎かすみさんは「宝石のような美しい結晶。食事に合せて楽しんでほしい」と話した。価格は30グラム入り800円(税込み)。

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