菊人形のシンデレラのポーズを楽しそうにまねる来場者=2019年10月5日、福井県越前市武生中央公園

菊人形のシンデレラのポーズを楽しそうにまねる来場者=2019年10月5日、福井県越前市武生中央公園

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たけふ菊人形テーマは「魔法」 福井県越前市で10月9日開幕

福井新聞(2020年3月28日)

 福井県越前市のたけふ菊人形まつり実行委員会が3月27日、同市の武生商工会館で開かれ、今年のたけふ菊人形(福井新聞社共催)の展示テーマを「ファンタスティック・パーク 魔法の世界」と決めた。昨年に続いておとぎ話の世界観を菊人形で表現し、ファミリー層を中心とした幅広い世代の集客を図る。

 会場の市武生中央公園が再整備で家族連れの人気スポットに成長したことなどを背景に、昨年に展示テーマを長年続いた歴史物からおとぎ話にリニューアル。過去最高となる28万1555人が訪れたことから今年も流れを継続し、魔法が登場するおとぎ話の5場面を計10体の菊人形で演出する。会期は10月9日から11月8日までの31日間。

 5場面は「ピーターパン」「ヘンゼルとグレーテル」「アラジンと魔法のランプ」「美女と野獣」「眠りの森の姫」。菊人形だけでなく、海賊船やお城をモチーフにした菊のトピアリー(造形)も設置する。昨年好評だった登場人物の貸衣装も用意し、記念撮影スポットを充実させる。

 もう一つの目玉となるOSK日本歌劇団は、今年も市文化センターで平日2公演、土日祝日3公演を予定している。同公園の観覧車やバイキング、モノレールなどの大型遊具に加え、エアー遊具も配置。子どもたちに人気のだるまちゃん広場には、菊人形史上最長となる横幅33メートルの大型エアー遊具が登場する。

 会期前の9月上旬から900円で販売し、会場で千円で使える金券「早得券」は今年から使用用途を拡大。昨年までのOSK観劇、遊具利用に加え、フードコートやお土産や特産品を販売する「きくりん市場」でも使えるようにする。

 会合には実行委会長の山本仁左衛門武生商工会議所会頭ら各委員、名誉会長の奈良俊幸市長らが出席した。

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