エドヒガンザクラ(左)で染めたストールなどが並ぶ会場=3月28日、福井県福井市中央1丁目のふくい工芸舎

エドヒガンザクラ(左)で染めたストールなどが並ぶ会場=3月28日、福井県福井市中央1丁目のふくい工芸舎

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桜で染めた300点のれんなど披露 福井で作家個展

福井新聞(2020年3月29日)

 福井県永平寺町の草木染作家、石川雅夫さん(73)の個展が4月12日まで、福井市中央1丁目のふくい工芸舎で開かれている。工房にあるエドヒガンザクラで染めた"春色"のストールやのれん、タペストリーなど300点が並んでいる。

 石川さんは千葉県出身。天然素材で安全なものを作りたいとの思いから、1989年に自然豊かな福井へ移住。その創作姿勢が自然志向の強まるフランスから注目され、2018、19年にはパリで開かれた展示会に作家として招待された。

 桜色を蓄えた2月の小枝を伐採。丸一日煮出した液を1週間酸化させると赤みを表現できるという。2、6、8日の午後1時半からは桜染め教室がある。工芸舎=電話0776(30)0054。

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