信州・夢乃里工房が考案した「ちくまあんずコッペ」

信州・夢乃里工房が考案した「ちくまあんずコッペ」

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お待たせ!あんずコッペ発売 千曲の魅力「食」でもPR

信濃毎日新聞(2020年4月2日)

 アンズを使って千曲市の商工団体などが開発したパン「ちくまあんずコッペ」の販売が1日、市内2カ所で始まった。映画やドラマのロケ地を観光に生かすロケツーリズムの一環で、2事業者がそれぞれ個性あふれるアレンジで仕上げた。コッペパンは市内で撮影された映画に登場しており、映画に加え「食」でも市の魅力をアピールする。

 信州・夢乃里(ゆめのさと)工房は、アンズのシロップに漬けたパンを2度焼き、相性が良いというバルサミコ酢で煮詰めたアンズの実とカスタードクリーム、クリームチーズなどを挟んだ。約1年間、試作を繰り返して完成させたという。

 工房の坂本乃里子さん(56)は「面白いパンができたと思う。パンを通じて千曲市をアピールしたい」。10センチほどの長さで280円(税抜き)。しなの鉄道屋代駅前の商店「和かふぇよろづや」で1日10個限定で販売する。

 アンズ加工食品製造・販売の横島物産は、森・倉科一帯の花の時季に合わせ、現地の店舗「花さか村店」で販売を始めた。同社製のアンズの実のコンポート(砂糖煮)と生クリームを挟んだ一品。長さ20センチほどの定番サイズが380円(税込み)、10センチほどのミニサイズが300円(同)。同社の横嶋孝子さんは「市特産のアンズの魅力を、食を通じて広げたい」と話す。

 ちくまあんずコッペは、市産のアンズやアンズ製品を具材などに使う、生地はアンズの花から取った「アンズ酵母」で発酵させる―といった5条件で認定する仕組みを、戸倉上山田商工会などが作った。認定を受けると販売でき、事業者のアレンジは自由。

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