二俣和紙を使って開発された皿=兼六園

二俣和紙を使って開発された皿=兼六園

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二俣和紙、皿に まちづくり団体開発、金沢市内飲食店向け

北國新聞(2020年4月4日)

 金沢市希少伝統工芸品「二俣和紙」とガラス、樹脂を融合させた皿を、市内のまちづくり団体「ZAWAKANA(ザワカナ)」が開発した。ふるさとの工芸を発信する狙いで、職人が一枚一枚手すきした和紙を素材とする。市内の飲食店で今月から順次使用される予定で、金沢の食とともに和紙の魅力を味わってもらい、金沢の工芸品の知名度向上と需要の増加を図る。
 皿は和紙をガラスと樹脂で覆ったもので、縦13センチ、横22センチと、縦9センチ、横12・5センチの大小2種類を用意した。和紙は春らしいピンク色とし、二俣和紙職人の齊藤博さんが制作した。
 二俣和紙を使った皿づくりは2018年、金沢青年会議所のプロジェクトとして始まり、参加した学生らがソーサーを考案した。その後、ザワカナが事業として開発を受け継ぎ、市の金沢ブランド工芸品開発促進事業の補助を受け、より和紙の面積が大きい皿を完成させた。
 皿は当面、飲食店向けに販売する予定で、今月中に兼六園や近江町市場、金沢駅周辺の店舗で使用が始まる。今後は季節に合わせ、ピンク以外の色もそろえる。ザワカナのメンバーの橘裕之さんは、食事をしながらゆっくりと皿を観賞できる楽しみを紹介し、「地元で作られたものと知ると、さらに魅力が増して見えるはず。金沢の伝統工芸に興味を持つきっかけにしてほしい」と話した。

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