高岡市立博物館のお宝コーナーの展示「博物館の開館と高岡-昭和40年代の収蔵資料-」が4日、高岡市古城の同館で始まった。50年ほど前の市内の様子や暮らしぶりなどを伝えている。6月7日まで。
常設のお宝コーナーでは、収蔵品を有効活用し、多くの人に見てもらおうと、定期的に入れ替えて展示している。今年は1970(昭和45)年の開館から50周年の節目に当たるため、昭和40年代の収蔵資料を並べた。
同市出身の作曲家、室崎琴月が作った童謡「夕日」の曲碑が高岡古城公園で除幕されたときを捉えた写真や、市中心部の新旧両町名が記された地図、高岡市民会館の建設を記念して作られた絵皿など9点を展示している。テープレコーダーなど当時の雰囲気が分かる家電なども並んでおり、来館者は懐かしそうに見入っていた。
入館無料。開館は午前9時~午後5時で、月曜休館。