安曇野市の国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区で、カタクリが咲き始めた。暖冬の影響で例年より1週間ほど早く3月下旬に開花。つぼみも多く、今月いっぱいは楽しめそうだ。
四季の花々が楽しめる同公園の花畑と近くの斜面に赤紫色の花びらがよく目立つ。ツクシに囲まれた株には、早速チョウが蜜を求めてやって来た。木立の下で枯れ葉を押し分けて顔を出しているつぼみも多い。
新型コロナウイルス感染防止のため、公園で予定されていたイベントが中止になっている。「いつもより静かで落ち着いて散策できます」と同市の会社員長田哲也さん(48)。「カタクリは実家の庭にあったが絶えてしまった。やはり美しいですね」と見入っていた。